ページ数合わせのためのごたまぜです。申し訳ありません!(平伏っ)

<母の日シリーズで夏の夜の妄想(ルルーシュとスザクが結婚して半年くらいです。)>
「…ねー、ルルー…暑くない?」
「…うん…。」
「じゃあさー…ちょおっとだけ、…クーラーいれない?」
「だめだ…冷房病になったら、だめ…。」
「…窓くらい、開けない?」
「夜風は風邪ひく…。暑いなら離れればいいだろ。」
どういう状況か説明すると、現在五ヶ月の奥さまが、おなかを冷やすのはだめ冷房病もだめ風邪なんてもってのほかと非常に神経質に健康管理なさっているために、夏の熱帯夜を生ぬるく風をかき回す扇風機だけで過ごすという何かの我慢大会のような状態で、耐え切れなくなった旦那さまが音を上げたところである。
目を凝らせばふっくらとしているかと思う程度の体型の変化しか見られないのは、ルルーシュが少々スレンダーに過ぎる女性だからなのであるが、それでも体重は何割か増している。出会った頃よりもちょっぴりと重くなった身体を、しかし気にすることもなくスザクの上に転がして、自分も暑さに眠れぬ夜を過ごしている彼女を見かねてのスザクの言葉なのであるが。
「一週間ぶりに帰ってきたんだもんな。ゆっくり広いベッドで休みたいよな。一週間も硬い安ホテルのベッドや狭いクルーバンクのベッドもどきで過ごしてきたんだもんな。いいぞー別に。私を横に転がしてスザクはぐっすり眠ればいいんだー。…いじわる。」
暑さのためかおなかのあかちゃんのためか、ルルーシュがスザクにべったりはりついて駄々を捏ね始めた。
「いや、いやいやルルーシュ!僕ルルと離れたいとか一言も言ってないから!」
「だって暑いんだろ、私が上に乗っかってるから暑いんだろ。スザクの根性なしー。」
「だって僕ルルより体温高いんだよぅ…ルルだって汗かいちゃってるくせにー。これじゃあ却って風邪ひいちゃうよ、本当に少し窓開けるくらい……。」
「すざく?」
ふと口を噤んだスザクに、ルルーシュが怪訝そうに呼びかけた。
「ねぇルル。どうせならもっと汗かくことしようか?」
「…」
「あとでお風呂入れてあげるから。髪も洗ってあげる。しよう?」
「…潰すなよ。」
「じゃあ後ろからかな。」
「ばかっ!」
</夏の夜の妄想>


<血+パロ(♀ver.)でシリアスにその後。>
【くろるぎさんがエル家にやってきたよ!】

「やあ、ルルーシュ。久しぶり。」
「す、スザ…」
「驚いた?何にかな。僕が会いに来たこと?ユフィと一緒でないこと?それとも、こうして君のすぐ目の前にいることかな。」
 予想外だった。スザクがユーフェミアとうまくやっていることは知っていた。主とその忠実な騎士としてもう彼が人として生きた一生に等しいほどの時間を二人で過ごしてきたはずだ。いつか子どもたちには本当の父親と自分たちの人とは異なる生について話をしようとは思っていたし、スザクにも彼の血を引く子どもたちを会わせてやろうとは思っていたのだ。不死身の身体と子を為せない一生を強いたそのせめてもの償いにと、今はまだ学校から戻って着ていない、彼によく似たあの双子の・・・
「ッ!スザ、放せッ」
 壁に押し付けられて間近に迫るあの頃と寸分変わらないはずの優しげな風貌が、ひどく酷薄に思えるのはどうしてだろう。新緑のようだった大きな瞳が暗い色のベールで覆われたように底が見えない。するりと首筋に埋められた顔に、ふわふわとくすぐってくる茶色の髪は変わらないけれど、手首をとって押さえつけてくる力は人外の頑強さだ。もう女王たる自分の力でも適いはしないか。シュナイゼルは仕事の関係で国外に出ている。さすがに彼の翼でも今この場に駆けつけることは不可能だ。どうする、一つしかない。自分はスザクを殺せる、この、血が。殺すつもりはないけれど、それは向こうも同じはずだ。滑るように自分の身体を辿る指先に、僅かに乱れた呼吸に、過去一度だけ肌を重ねた時の彼と同じものを感じる。変わって、いない?
 ならこの毒の血をちらつかせるだけでも・・・ルルーシュは普段は隠している尖った牙で自分の舌をそっと噛み切り、ふと顔を上げたスザクの目を見て笑って見せた。同時にぺろりと血に濡れた舌を見せ付ける。
「スザク、お前が何をしたいのかいまいちよく分からないが、大事なことを忘れていないか?俺の血はお前の身体を凝らせる。殺されたいか?」
「ふぅん。ルルーシュは僕を殺したいの?」
 スザクは一度身体を離して目を細めた。笑っているようにも見えるが、ルルーシュは警戒しているのだと判断する。
「腕の一本くらいなら、落としてしまっても構わないと思っている。お前はどうなんだ、俺のことが」
「好きだよ。」
 憎いのかと、問うはずだった声が遮られる。
「愛してる。ユフィのことも嫌いではないけれど、僕ははじめからルルーシュのことが好きだったんだ。結婚しようって言ったじゃないか。だからここまで会いに来たのに。」
 無邪気にも見える屈託のない表情でスザクは言った。先ほどの獰猛な肉食獣を思わせる濡れた瞳はいつの間にか消えている。切り替えの速さに違和感を覚えるが、憎んでいるとむき出しの殺意を向けられるよりははるかにましだ。変わって、いない?昔のままの、天然であどけない、だがちゃっかりしたところのあるあのスザクなのだろうか。
 安堵とともに湧き上がる罪悪感と、一角の幸せな家庭というものを曲がりなりにも築いている母親としての貞淑さでもって、ルルーシュは顔を逸らして口を開いた。もう舌の傷はふさがっている。
「…俺にはいま、シュナイゼルがいる。」
「みたいだね。今はいないけど。でもまぁ、無理強いはしないよ。君の血は怖いし、君を傷付けたくもない、って。
  …言うと思った?」
「ッ!?やめろスザク死ぬぞ、ぁ…」
 表情が、まとう雰囲気がくるくる変わる。少年のままの苦笑を浮べたと思ったら一瞬で眇められた瞳が冷たい色を宿して、低い声が呟くのと同時に再び首筋に埋められるスザクの頭。それだけであればルルーシュとて驚きはしても重ねた年月に年相応の強かさと男女の掛け合いに慣れを持つに至ったのであろうと苦笑で片付けられたのだ。温度の低い声音にも、ああさすがに過去のだまし討ちは恨まれても仕方がないなと頭を下げる用意はあった。だがこれは。
「ゃめ…ぁあ・・ふ、だめ だって…おれの血、毒、ぁ は…」
 いつも血は吸うばかりで吸われたことは数えるほどしかなかった。シュナイゼルに戯れに血を与えるのは決まって睦事の一端であり快感を伴うそれは最中の激しさには及ばなくとも、ルルーシュの腰を砕けさせるには十分で。突き立てられたスザクの牙に、まとわりつく熱い吐息に呼吸が乱れる。このままではスザクが死んでしまうのに、身体が言うことをきかない。
「心配しなくていいよ。」
「な、に…?」
「もう君、なんの力もないから。」
 一頻り女王の血を啜ったスザクは、ぺろりと口の端を舐めてにやりと笑った。嫌な表情だ。
「子ども、生んだでしょう?もう女王の力なんて残っていないのさ。君を探すついでに、僕も色々勉強したんだ。」
 ゆっくりと吊り上げられる紅く濡れた口角に、思わず震える足で後ずさる。近づく酷薄な笑み。
「もう、お前に、俺の血は…」
「きかないよ。君は僕は殺せない。ふふ…甘くてとてもおいしかったよ。ユフィのものよりもずっと。」
 ガタリと家具に突き当たり、これ以上下がれないというところへ来てスザクが、うっとりとした顔でルルーシュの唇に自分のそれを寄せてくる。こんな、昔を思わせる顔もするくせに。
「あ、やめ…」
「堕ちた女王様。これで、僕と並んだね。」
 僕が君のところへ堕ちてきたんだから、君も僕まで堕ちてきて。
 囁きはルルーシュの呼気と絡んで口中に消えた。

 変わっていないなどとどうして思った。

 end.
</血+パロでシリアスにその後。>


見直しをしないままに上げてしまって申し訳ありません。すぐに下ろすので少しの間お目汚し…(平伏)。